毎年5月3・4日の2日間、老若男女が思い思いの仮装でシャモジを叩いて町を練り歩き、町に作られた舞台、広場で踊りを披露し、町中がどんたく一色で湧き返る。参加どんたく隊のべ約650団体、出場者約3万3千人、見物客約200万人、春のゴールデンウィーク期間中、日本で一番の祭りといわれるようになる。
「博多どんたく」は、治承3年(1179年)に始まったと筑前国続風土記(貝原益軒著)に記されている「松ばやし」をその起源とする凡そ830年余の伝統行事である。
筑前国続風土記には、『平安時代、京都御所の正月、宮中参賀の行事が地方に伝わり、この博多では源平時代のち冶承3年(1179)、正月15日、松囃子を取行う…』とある。
以来、祝いあう行事をシャレッ気の多い博多町人が発展させたものである。
明治5年、新政府より下りてこられた県知事によって松囃子・山笠共中止させられたが、その後、明治12年に再開され「博多どんたく」と呼ばれるようになった。オランダ語のZondag(ゾンターク、休日の意)がその語源と言われている。
戦時中、一時中断されたが、戦後の昭和21年5月、「松ばやし」と「どんたく」が8年ぶりに復活。肩衣を紙で作り、馬はハリボテを首から胸に下げ、三味線、太鼓などは戦災を免れたところから借り集めて、“博多どんたく”のおはやしを瓦礫の町に響かせながら練り歩いたことが、復興へ大きな勇気を与え、翌年22年には福岡商工会議所が中心となって、戦後初めてのどんたくを開催した。
その後、年に一度の無礼講の行事として年々盛んになっていった。
昭和37年、「どんたく」は、市民総参加の『福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」』となり、現在に至る。
初夏の風物詩「どんたく」が今年も開催!「第63回 福岡市民の祭り 博多どんたく港まつり」5月3日(金・祝)~5月4日(土・祝)
福岡市の初夏の風物詩!「博多どんたく港まつり」が、2024年5月3日(金・祝)~5月4日(土・祝)福岡市で開催されます。今年も個性あふれる多彩な“どんたく隊”が、明治通りの「パレード」や市内各所に設置された「演舞台」でパフォーマンスを披露!そのほか、たくさんのイベントが福岡市内一帯で開催されるので、こちらの記事を事前に読んでから、足を運んでくださいね!
開催期間 2019年05月03日 ~ 2019年05月04日
博多どんたくは、筑前国続風土記(貝原益軒著)に「治承3年(1179年)に始まった」と記されている松囃子(松ばやし)を起源とする福岡を代表するお祭り。
オランダ語のZondag(ゾンターク、休日の意)がその語源だといわれています。
戦時中に一時中断されましたが、戦後の1946年(昭和21年)5月「松ばやし」と「どんたく」が8年ぶりに復活。
“博多どんたく”のおはやしを瓦礫の町に響かせながら練り歩いたことが復興へ大きな勇気を与え、翌年1947年(昭和22年)には福岡商工会議所が中心となって戦後初めてのどんたくを開催しました。
その後1962年(昭和37年)に「どんたく」は市民総参加の『福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」』となり、現在に至ります。
毎年ゴールデンウィーク期間中の5月3日・4日の2日間、老若男女が思い思いの仮装でシャモジを叩いてパレード会場(どんたく広場)を練り歩き、市内各所に作られた舞台や広場で踊りや芸能を披露し、町中がどんたく一色で湧き返ります。
どんたくを見に全国から訪れる人は毎年200万人を超えるお祭りです。
所在地 福岡市内一円
お問合せ先 Tel:092-441-1118
福岡市民の祭り振興会
エリア 福岡
福岡・宗像・糸島
ジャンル 祭・イベント